か~るい感じで約束してしまったので作りました。
概要
ジョイスティックでくるくる回して音を確認しながら打ち込んでいくシーケンサーです。
キーボードでは鍵盤で音を確認しながら打ち込めます。
思いついたフレーズをMSXのPSG音源で鳴らしてみたりMMLを確認するのにご活用いただけます。
セーブしたデータは変換ツールでテキストファイルに変換できます。
ゲームパッドでの使用に便利なスケール選択機能を追加しました。
対応機種
MSX, MSX2, MSX2+, MSXturboR, MSX0 Stackでご利用いただけます。(はずです。)
RAMは16KB以上の機種をご使用ください。
作者は下記の実機で動作確認しています。
CASIO MX-101, Panasonic FS-A1WX, MSX0 Stack(先行プロトタイプ版)
(追記)
MX-101にKB-10を取り付けた状態だと上手く動かないようです。
実機がなく確認できないのですみません。
実機で遊ぶ場合はSDカードを利用できるカートリッジが便利です。
このソフト専用のROMカートリッジを作りたい場合はIllegal function callさんの 64K Simple ROM Cartridgeがお手軽でオススメです。
MSX0 Stack向けにはMSX-DOS版のディスクイメージをご用意しております。
各種エミュレーター(OpenMSX, blueMSX, WebMSXなど)でもお手軽にご利用いただけますが、キーの組み合わせによっては同時押しができないなど制限があります。
操作方法
ゲームパッド
エディットモード
AボタンとBボタンを押していない状態
方向ボタン左・右 | カーソルを左右に移動します。 |
方向ボタン上 | 現在の位置の音階を削除して休符扱いにします。 |
方向ボタン下 | 長押しするとメニューモードに切り替わります。 |
Aボタンだけ押している状態
方向ボタン | 音を鳴らします。 方向によって音階が変わります。 下から左(反時計回り)にC~Bが割り当てられています。 左→左斜め下でオクターブアップ、下→左斜め下でオクターブダウンします。 くるくるにゃんにゃんミュージックエディットインターフェイスシステムです。 |
Aボタンを離す | 音を鳴らしている状態でAボタンを離すと音階が設定されます。 |
Bボタンだけ押している状態
方向ボタン上から左下(時計回り) | 音符を設定します。 上が1分音符ではじまり左下が32分音符です。 |
方向ボタン左 | 直前と同じ音階を設定します。 |
AボタンとBボタンを同時に押している状態
方向ボタン上・下 | 音量を上げ下げします。 |
方向ボタン左 | 半音上げのオン・オフを切り替えます。 |
方向ボタン右 | カーソルを1つ右に移動します。 |
メニューモード
方向キー | メニューのカーソルを上下左右に移動します。 カーソルが最上段にあるときにさらに上を押すとエディットモードに切り替わります。 カーソルが最下段にあるときにさらに下を押すとテンポを変更できます。 カーソルが右側にあるときにさらに右を長押しすると現在の位置にエンドマークを付けます。 |
Aボタン | カーソル位置の機能を実行します。 |
メニューの機能
CH.きりかえ | 選択中のチャンネルを1→2→3→1と切り替えます。 |
そうにゅう | 現在の位置に音符を1つ挿入して以降を右にずらします。 |
さくじょ | 現在の位置の音符を削除して以降を左にずらします。 |
ページすすむ | 1ページ進みます。 |
ページもどる | 1ページ戻ります。 |
ロード | データレコーダーまたはフロッピーディスクから保存データを読み込みます。 |
セーブ | データレコーダーまたはフロッピーディスクにデータを保存します。 |
わんキープレイ | 未実装です。 |
さいせい・ていし | 入力されている曲の演奏を再生・停止します。 |
しゅうりょう | MSX-DOS版の場合はコマンドプロンプトに戻ります。 |
キーボード
キーの割り当て
ゲームパッドと同じ操作ができます。
ゲームパッドのボタン | 対応するキーボードのキー |
方向ボタン | カーソルキー |
Aボタン | スペースキー |
Bボタン | GRAPHキー、Bキー、Mキー |
鍵盤入力
キーボードの場合は鍵盤入力ができます。
ゲームパッド同様、音を鳴らしている状態でスペースキーを離すと音階が設定されます。
音を鳴らしている状態でリターンキーを押すと、音階が設定されてカーソルが1つ右に移動するようになりました。めちゃ便利です。
黒鍵 | E、R、Y、U、I |
白鍵 | A、S、D、F、G、H、J、K、L |
ショートカットキー
メニュー機能はショートカットキーでも実行できます。
^キーはスタートマーク(未実装)、¥キーはエンドマークを設定できます。
ダウンロード
ROMイメージファイル
ROMイメージファイル(32KB) | kuru2nyan2_KURUNY01_ROM_20230819-2.zip |
WebMSXで試しに遊んでみる(MSX1) | https://webmsx.org/?MACHINE=MSX1J |
WebMSXで試しに遊んでみる(MSX2) | https://webmsx.org/?MACHINE=MSX2J |
ROMカートリッジにロマンを感じる方、ピーガーしたい方はこちらをご使用ください。
フロッピーディスクイメージファイル
MSX-DOS版でもディスクにセーブ・ロードできるようになりました。
KURUNYAN.DATに保存されます。
ディスクイメージファイル(2DD 720KB) | kuru2nyan2_KURUNY01_DSK_20230819-2.zip |
実行ファイルのみ(MSX-DOS COM形式) | kuru2nyan2_KURUNY01_COM_20230819-2.zip |
WebMSXで試しに遊んでみる(MSX1) | https://webmsx.org/?MACHINE=MSX1J |
WebMSXで試しに遊んでみる(MSX2) | https://webmsx.org/?MACHINE=MSX2J |
FDDが利用できる実機やMSX0 Stackでご利用ください。
ディスクイメージファイルはAUTOEXEC.BATでゲームが自動的に起動します。
MSXDOS.SYSとCOMMAND.COMは西さんにご了承いただいたので同梱していますが、もしもNGになったら消すことになります。
デモデータ
テープイメージファイル(CAS形式) | demo_music_cas.zip |
MSX-DOS版用データファイル(DSKにも同梱) | kuru2nyan2_KURUNYAN_DAT.zip |
ちくわオリジナル曲です。動作確認にご利用ください。
変換ツール
くるにゃん⇒タブ区切りテキスト | Windows実行ファイル(x64) | kuru2tsv_exe.zip |
タブ区切りテキスト⇒くるにゃん | Windows実行ファイル(x64) | tsv2kuru_exe.zip |
デモデータを変換したファイル | タブ区切りテキストファイル | demo_music_txt.zip |
くるにゃん形式データとタブ区切りテキストファイルを相互に変換するツールです。
モードには/C(CASファイルの場合)または/D(DATファイルの場合)を指定してください。
> kuru2tsv <モード> <入力するCASまたはDATファイル名> <出力するテキストファイル名>
> tsv2kuru <モード> <入力するテキストファイル名> <出力するCASまたはDATファイル名>
デモ動画
データフォーマット
CASファイルのデータフォーマット
データ加工にご活用ください。
MSX-DOS版のKURUNYAN.DATは下記のデータ本体のみが格納されています。
チャンネルあたりのデータ数は可変になりました。
フィールド | 入る値 | MML |
音符 | 0~5 | 0:L1(1分音符)、1:L2(2分音符)、2:L4(4分音符)、3:L8(8分音符)、4:L16(16分音符)、5:L32(32分音符) |
音階 | 0~7 | 0:R、1:C、2:D、3:E、4:F、5:G、6:A、7:B |
半音上げ | 0~1 | 0:なし、1:+(半音上げ) |
オクターブ | 0~7 | O1~O8 |
音量 | 0~15 | V0~V15 |
特記事項
- MSXはMSXライセンシングコーポレーションの商標です。
- 作者は使用した事による損害について一切の責任を負うことは出来ません。使用者の責任において使用してください。
- 入手したご自身の個人での利用のみを許諾します。無断での二次配布や商用利用は禁止です。
- ゲームの内容は予告なく変更になることがあります。
コマ~シャル
作者がMSX0で使っているお気に入りのマイクロSDカードと液晶保護フィルムです。
昔の実機で遊ぶ場合は、邪魔にならない小さめのモニターとRCA→HDMI変換器を持っておくと便利です。
いずれも私が使っているものです。
変更履歴
Release 01 – 2023.08.15
- 初版公開
- 18:20ごろにMSX-DOS版のセーブ・ロード対応しました。
変換ツールも対応済みです。 - 2023.08.16 18:05 A+B+→の横移動は押しっぱなしでも1つしか進まないようにしました。
- 2023.08.17 19:00
・スケール選択の機能を追加しました。
・音を鳴らしながらリターンで音階をセットして右に移動するようになりました。
・後ろの音階が未設定なデータはセーブしないようにしました。データのサイズは一番大きいチャンネルに合わせます。
・その他、細かい修正により初期より安定化しています。 - 2023.08.18 16:05
・逆変換ツール(タブ区切りテキスト⇒くるにゃん形式)を登録しました。
・エンドマークを付与するために元の変換ツールも変更しました。タブ区切りテキストの列が1つ増えています。 - 2023.08.18 20:15
・挿入に不具合があったので修正しました。
・エンドマークをショートカットキーで設定できるようにしました。(¥キー) - 2023.08.19 11:15
・テープで大きいサイズのセーブ・ロードするときにサイズ計算が正しくならないケースがあったので修正しました。
・描画処理を改善して再生中はスコア表示を追従するようにしました。ページ切り替え時に若干詰まるのでウザかったらやめます。 - 2023.08.19 23:20
・文字が重なるようになったのでにゃんこに輪郭を付けました。
・MSX-DOS版でデータを保持できるサイズを増やしました。(16ページ→40ページ)
バックログ
- 【改善】A+方向ボタン Aを放さなくても音階を確定するモード(ちょっと無理かも)
- 【改善】A+方向ボタン 方向ボタンを放してもしばらく鳴り続ける機能(時間かかるけどやれそう)
- 【改善】A+方向ボタン くるくる中に音階表示(鍵盤の横に表示かな)
- 【改善】メニュー項目 再生を一番上に
- 【改善】メニュー項目 セーブとロードの位置(確認をワンクッション入れるのも検討)
- 【改善】メニュー項目 カーソルを目立つようにする
- 【改善】カーソル操作 メニューモードからエディットモードに上移動する際に上を押しすぎると消去しちゃう
- 【改善】変換ツールに読み込ませるTSVにコメント行を許容したい
- 【改善】再生のルーチンをちゃんと作る
- 【機能追加】わんキープレイ機能
- 【機能追加】再生の開始位置マーク(メニュー項目の左側を長押しで設定、ショートカットキーも)
- 【機能追加】スケールの追加
- 【機能追加】音色の変更
- 【機能追加】セーブデータの選択
- 【機能追加】MSX-DOS版のデータ変換ツール
- 【機能追加】小節の区切りの追加・表示
- 【機能追加】MSX0用に無線でファイルを送受信
- 【機能追加】フルコーラスでも鳴らせるようにデータ保持するメモリーを動的確保(MAXサイズをパラメータ指定で)⇒ひとまずDOS版だけ40ページに増量済み
- 【機能追加】BASICで実行できるテキストファイルを出力する。